木元精肉店から創業し、今年度で50周年となります。

2023.04.01

地域

2023年、新年度となりました。

木元精肉店から創業し、今年度で50周年となります。

創業当時から家族ぐるみ、地域ぐるみでご愛顧いただいているお客様、多方面からご支持、応援をいただいている関連業者様、家族、親戚、友人の皆々様には本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。

50年前の1973年、祖父の精肉卸から始まりました。

西木村西明寺は開発が進められていて工場や商店街が賑わっていた地域のメイン道路にとても小さな店舗を構えました。

祖父は創業当時から村議員を務めていたので成人した母が継ぎ、精肉・総菜販売を始めます。

祖父は昭和60年に亡くなりますが、その頃から商店街の衰退も目立ち始めました。母は祖父の遺志を継ぎ粘り強く「木元精肉店を必要としてくれるお客様がいる」と、精肉卸、総菜販売、仕出し業を続けていきます。

お客様の声にできませんと言わない。そんな母の背中を見て私もお店を手伝いながら大きくなりました。

そして私が成人してすぐの2000年、西明寺の小さな商店街から国道105号線沿い西木村の最南端、現在の場所にお店をリニューアルオープンしました。

時代と共に味も形も店舗も姿を変えてきましたが、私たちはお客様のニーズに応え続けてきた自負があり、それに伴った変化をしてきたのだな、と走り続けていた時は気づかなかった振り返りをしています。

母が広げてきたガーデニングも、「食」をテーマに人と空間をつなぐこと、お客様に癒しを提供するためのツールだったことや、私が得意とする華やかなランチや仕出し弁当も、「食は一人では楽しまない」誰かと食べるシーンを想像しその場まるごと楽しい時間にしたかったことなど、いろんな要素が詰まって積み重なった50年だと思います。

そして祖父が大切にしていた人と人とのつながり。誰かに必要とされる喜び。また原点に戻り、さらに磨いていきたいと思っています。