「健康づくり研修会」の講師としてお招きいただきました

2020.01.30

大仙市役所の東部3支所による「健康づくり研修会」に講師としてお招きいただきました。
週1回を3週連続で「地域野菜と生きる」をテーマにお話しさせていただいたのですが「食」「健康」「地域」にまつわる話題は皆さん興味をお持ちのようで、毎回しっかりご清聴くださいました。ありがとうございます。

秋田の郷土作物（地名や人名が付いた野菜。30品目登録されています）を使った料理は、皆様のご家庭でも地域の風土や文化がそのまま生かされている一品が昔から食卓に上っていたと思いますが、今回の試食は三関セリのサラダパスタ。「せり」を植物で分類すると「ジャパニーズ・ハーブ」。人参やセロリ、パセリなどと親戚になることから、鍋やおひたしだけでなく洋風にもアレンジできますよ、という提案でした。

1日3食、1週間で21食、1年で1095食。ひとつひとつの積み重ねが体の組織や細胞を作って今現在の自分が出来上がっています。食べ物を口にするとき、流行のメニューや手軽で簡単な食べ物をチョイスすることもたくさんあると思いますが、自分と同じ地域で採れる食物に着目してほしいのは、それらも私たちと同じ陽の光を浴びて風を受け、同じ土に立ち同じ水を飲んで生きています。人も食べ物も一緒に生きている。手に入る手段だって地域の経済の循環になっています。そうやって「考えて食べる」「体に取り入れる」「感謝して調理する」ところから健康づくりをしてみませんか、という内容でした。